脊椎・脊髄専門の
センターとして誕生

私は1982年、群馬大学で整形外科医としてのキャリアをスタートしました。医師になってすぐに気づいたのは、日々の診療で腰や首にまつわる症状を訴える患者さんがあまりに多いこと。それも日常生活に支障をきたすレベルの重症例が多数を占めていることでした。それに対して、北関東の診療レベルは全国平均と比べて後れを取っていると言わざるを得ず、この状況をなんとかしたいとずっと願っていました。脊椎脊髄疾患の診療は領域が広く、専門性が高いため私１人ではすべての患者さんに対応することは出来ません。そこで同じ志を持つ整形外科医の仲間が集まり、脊椎・脊髄（せぼね）の全領域に対応する専門チームとして群馬脊椎脊髄病センター外来部門が誕生しました。

痛みやしびれの治療で
患者さんを支え続ける

「痛みやしびれ、日常生活の不自由に苦しむ患者さんを１人でも多く救いたい」その思いで今日まで診療を続け、研鑽を積んで参りました。また地域における脊椎脊髄外科の診療レベルを向上させることも重要だと考えています。群馬脊椎脊髄病センター外来部門だけではなく、地域全体の診療レベルが底上げされれば、それだけ苦しむ患者さんが少なくなると信じているからです。難治性のため他院で十分な治療を受けられなかった方はもちろんのこと、首・背中、腰の病気で不安を感じている方は、どなたでもお気軽にご相談ください。背骨のプロが的確な診断を下し、最後まで適切に治療をサポートいたします。

真の「脊椎脊髄病センター」で
あり続けるために

群馬脊椎脊髄病センターは､日本で初めて「脊椎脊髄病センター」という名称を用いた施設として2002年に誕生しました。最大の特徴は、診断から治療（保存治療〜手術治療）、リハビリまで、脊椎脊髄診療に特化した医師、看護師、理学療法士、作業療法士、薬剤師、管理栄養士などの多職種がチームで医療を提供していることです。私たちは、整形外科領域における全ての脊椎脊髄疾患の治療を行えてこそ“真の脊椎脊髄病センター”であると考えこれからも、知識、技術、設備を積極的に導入し、研鑽して参ります。

センター長

医師井野　正剛（いの・まさたけ）

専門

脊椎脊髄外科

資格

• 医学博士（取得：2009年群馬大学）
• 日本整形外科学会認定　整形外科専門医
• 日本整形外科学会認定　脊椎脊髄外科専門医
• 日本脊椎脊髄病学会認定　脊椎脊髄外科指導医
• CSRS(Cervical Spine Research Society)-Europe,-Asia Pacific 2部門のmembership保有

留学

2007年 Schlthess Klinik (Zurich, Switzerland)

名誉センター長

医師清水　敬親（しみず・たかちか）

専門

脊椎脊髄外科、特に上位頚椎疾患・脊柱変形（側弯症等）

資格

• 医学博士（取得：1994年群馬大学）
• 日本整形外科学会認定　整形外科専門医
• 日本整形外科学会認定　脊椎脊髄外科専門医
• 日本脊椎脊髄病学会　名誉会員
• 日本脊椎脊髄病学会認定　脊椎脊髄外科指導医
• 日本脊椎脊髄病学会「脊髄モニタリング認定医」
• 日本脊髄障害医学会評議員
• 日本側彎症学会理事
• 日本インストゥルメンテーション学会評議員
• CSRS(Cervical Spine Research Society)-USA,-Europe,-Asia Pacific 3部門のmembership保有、Board member of CSRS-AP、NPO法人「国際頚椎学会日本機構」副理事長

留学

2001年　Schulthess Klinik (Zurich, Switzerland)

一般財団法人榛名荘　理事長　/　榛名荘病院　院長

医師笛木　敬介（ふえき・けいすけ）

専門

脊椎脊髄外科

資格

• 日本整形外科学会認定　整形外科専門医
• 日本整形外科学会認定　脊椎脊髄外科専門医
• 日本脊椎脊髄病学会認定　脊椎脊髄外科指導医
• 日本医師会認定産業医

留学

2005年 Schlthess Klinik (Zurich, Switzerland)

非常勤医師登田　尚史（とだ・なおふみ）

専門

脊椎脊髄外科

資格

• 日本整形外科学会認定　整形外科専門医
• 日本整形外科学会認定　脊椎脊髄外科専門医
• 日本脊椎脊髄病学会認定　脊椎脊髄外科指導医

留学

2009年 Schlthess Klinik (Zurich, Switzerland)